[レビュー] スリル満点カードゲーム「ニムト」が面白い
年一回くらいのペースでボードゲーム・カードゲームを買っているので当たりも外れも含めてある程度遊んでいますが、そんな中で特に面白いカードゲーム「ニムト」を紹介します。
この「ニムト(6ニムト, 6nimmt)」、4-5人で遊ぶと超盛り上がります!!
コロナと寒さで外に出歩けない今こそ、このゲームで盛り上がりましょう!
簡単なルール
「ニムト」のルールは簡単です。最初に各自に数字と牛のマークが書かれたカードを10枚づつ配ります。また、場にも4枚のカードを並べます。
クマじゃないんだね。。
ゲームは
- 各プレイヤーが「せーの」で一枚カードを出す
- 出されたカードを場に並べる
- 6枚を超えた列ができた場合、6枚目を置いた人がその列のカードを取る
を繰り返して、手持ちのカードが無くなったら、引き取ったカードの点数を集計して、点数の少ない人が勝ちです。
できるだけカードを取らないように(6枚目にならないように)カードを置くことが重要になります。
やってみる
文字だけだと説明しにくいので実際のゲームの場面を見てみましょう。
(4人プレイを想定しています)
最初の状態では、場に4枚のカードが並べられ、各プレイヤーは10枚のカードを持っています。
開始 |
---|
91 |
88 |
13 |
22 |
プレイヤーは配られた手持ちのカードの中から一枚、「せーの!」で場に出します。
せーの!
その後、プレイヤーの出したカードを以下のルールで並べます。
ルール: 出したカードは場のカードの中で自分のカードより小さくて一番近い数字の横に置かなければなりません。
プレイヤー4人の出したカードが「15」「95」「25」「37」の場合、次のように並べることになります。
ターン1 | ||
---|---|---|
91 | 95 | |
88 | ||
13 | 15 | |
22 | 25 | 37 |
全てのカードを置き終わったら、また「せーの」でカードを出してカードを置いていきます。
この回では「42」「50」「63」「75」と一つの列(4列目)にカードが集中してしまったとしましょう。
すると、数字の少ない方から置いていって、「42」「50」を置いた時点で、この列のカードは5枚になってしまいます。その場合、6枚目になった人がその列を全部取ることになります。
ルール:「列の6枚目」のカードになった人は、その列全部を取って、自分の出したカードを1枚目としてその列に置きます。
結果として、場のカードは以下のようになります。
ターン2 | ||
---|---|---|
91 | 95 | |
88 | ||
13 | 15 | |
63 | 75 |
「63」を出した人の引き取るカード: 「22」「25」「37」「42」「50」
引き取ることになったカードは別の場所においておきます(ゲーム終了時にカードの牛のマークの集計を行います)。
このように繰り返して手持ちのカード10枚を使い切ったら終了です。
引き取ったカードの牛のマークの数を数えて、牛の数が一番少ない人が勝ちになります。
ちなみに、場にあるカードより小さい数字を出した場合は
ルール:場にあるカードより小さい数字のカードを出した場合は、好きな列を引き取って、その列の一枚目として出したカードを置くことができます。
いろいろな戦略
ルールは単純でわかりやすいと思いますが、実際プレイしてみるといろいろな戦略がでてきます。
ちょっと紹介してみます。
身を切らせて骨を断つ作戦
例えば、以下の状況の場合、
場 | ||||
---|---|---|---|---|
16 | 18 | 19 | 20 | 21 |
68 | 71 | 75 | 78 | 80 |
13 | 14 | |||
83 |
各プレイヤーは「13の列」か「83の列」を狙うことになります(他は5枚になってるので)
ですが、「13の列」に置けるカードは「15」「17」しか残っていません(「16の列」で他のカードは使われているため)
そうすると、必然的にカードは「83の列」に集中することが予想されます。
そこで「小さい数字を出して83を引き取る」という戦略があります。
例えば「5」を出して「83」を引き取ると、「83」より上のカードは全て「68の列」に置かなければならなくなります!
場 | |||||
---|---|---|---|---|---|
16 | 18 | 19 | 20 | 21 | |
68 | 71 | 75 | 78 | 80 | <–ここに置かなければならない |
13 | 14 | ||||
5 |
この「84」どうしてくれるの。。ぴえん
これにより、一枚分カードを引き取る必要はありますが、次回から「5の列に小さい数字を置ける」、「68の列が引き取られるので、大きい数字を置きやすい」と大きなメリットがあります。
さらに、慣れてくると「誰かが小さい数字で列を引き取る」ことを読んで、その少し上の数字を出す。という「漁夫の利作戦」というのも考えられます。
自分用スペースを作る作戦
ニムトを始めた頃は「出せるものはすぐ出す」ということをしがちですが、例えば以下の場面で手持ちのカードに「17」「18」「20」とあった場合、
場 | ||
---|---|---|
16 | ←「17」「18」「20」を出す場所 | |
68 | ||
15 | ||
83 |
先に「20」を出します。
場 | |||
---|---|---|---|
16 | 20 | 24 | |
68 | 70 | ||
15 | ← 次から「17」「18」はここになる | ||
83 | 85 |
すると、上のような場になり、手持ちの「17」「18」は、ほぼ安全に出すことができるようになります。
まとめ
他にもいろいろ作戦はあるのですが、何度もプレイして自分で思いつくのが楽しいと思います。
やってみてくださいね!
enjoy!