Raspberry Pi定点カメラプロジェクト:ヘッドレスOSインストール/設定編

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ラズパイを使って定点カメラを作りたくなったので、セットアップを開始しました。

ストーカーはだめだよ!

ちゃうちゃう。ビルの工事風景を撮ったら面白かなって思って

怪しい。。

今回はOSインストールと設定編ですが、一応「ヘッドレスインストール」なのでRaspberry Piにはキーボードもディスプレイも繋ぐ必要がありません。
次回の記事「カメラ設定編」に続きます。

ラズパイカメラ設計: いつものように計画を図に

Raspberry Pi Zero W 定点カメラプロジェクト

Raspberry Pi Zero W 定点カメラプロジェクト


Raspberry Pi Zero W + カメラモジュールで定期的に写真を取るcron走らせて、撮った写真をSCPで家にあるUbuntu PCに定期的に入れていこうという案です。
溜まったjpegファイルからのタイムラプス動画(gif??)への変換方法はまだ考えてませんが、自動化はしたいですね。

ラズパイカメラ: 用意するもの

Raspberry Pi Zero W ケースキット - スイッチサイエンス

Amazonでもいいけど、スイッチサイエンスはこの辺の機器の老舗なので安心。

マイクロSDカード

32Gで1000円切るんですね最近は

カメラモジュール

Raspberry Pi Zero用スパイカメラ-adafruit 3508
Raspberry Pi Camera Module V2 カメラモジュール

カメラは上の2つのどちらかなのですが、3508買ったらカメラの向きが逆だったので、V2モジュールがおすすめです。

Mac/Windows/Ubuntuなど母艦になるパソコン

今回はMacを使いました。(一部Ubuntuも)

その他

Wifi環境は必須です。

OSインストール

最初に、↓↓のサイトからRaspbian(OS)の最新版をダウンロードします。
web Download Raspbian for Raspberry Pi
今回はLite版で十分なので、以下のように取得してunzipします。

$ curl http://downloads.raspberrypi.org/raspbian_lite/images/raspbian_lite-2019-09-30/2019-09-26-raspbian-buster-lite.zip -o 2019-09-26-raspbian-buster-lite.zip
  % Total	% Received 	% Xferd ....
  100  		433M  		100  ...
$ unzip 2019-09-26-raspbian-buster-lite.zip

MacにSDカードを刺します。
自動認識されてしまうので、一度カードをumountします(ejectじゃなくてumount)

$ sudo diskutil list # でてきたリストで刺したSDカードの番号 /dev/disk1等を確認します
$ sudo diskutil umountDisk /dev/disk1 #umountします
$ sudo dd bs=1m if=2019-09-26-raspbian-buster-lite.img of=/dev/rdisk1 #イメージ書き込み ディスク番号にrをつけてrdisk[番号]とするのを間違えないように
$ sudo diskutil eject /dev/rdisk1 #eject
ddでイメージ書き込みする時に ディスク番号にrをつけて/dev/rdisk[番号]とするのを間違えないようにしましょう。
最後のdiskutil eject まで実行したら、一度SDカードを抜きます。

ヘッドレスのためのコンフィグ投入

もう一度MacにSDカードを刺すと、/Volumes/boot/にマウントされると思います。

ssh起動向け初期ファイル

touch /Volumes/boot/ssh
このファイルを作っておくとSSHできる状態でRaspberry Piが起動してくれます。

初期boot用wifi設定ファイル

まず設定ファイルを作ります。

touch /Volumes/boot/wpa_supplicant.conf
中身のフォーマットは以下のようになります。
country=JP
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
network={
    ssid=""
    psk=""
    scan_ssid=1
}
pskのパスコードが平文なのが気になるのでlinux環境のある人はあらかじめpskを暗号化しておきましょう。
$ wpa_passphrase <ssid> <passcode> # ダブルクォーテーションで囲まないこと!
network={
        ssid="ssid"
        #psk="passcode"
        psk=adsjfaadfaf.... #暗号化されたパスコード
}
上記コマンドのssid, passcodeはダブルクォーテーションで囲まないこと

このコマンドででてきたpskが暗号化パスコードなのでこちらを先程のwpa_supplicant.confに書き込んで平文の方は消してしまいましょう。
Linux環境がない人もRaspberry Pi上で暗号化できるので後でやっておいたほうが良いです。
Raspberry Pi起動後はwpa_supplicant.confの場所が変わっているので気をつけてください。 場所は/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confです。
sudo sh -c 'wpa_passphrase <ssid> <passcode> >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf'
wpa_supplicant.confをいじった後は以下のコマンドで認識させます。
$sudo wpa_cli reconfigure

Raspberry Pi 起動!

SDカードをRaspberry Piに刺して電源を入れて(電源ケーブルを刺して)起動させます。
同一wifiセグメントにいれば

$ssh pi@raspberrypi.local
で繋がります。パスワードは「raspberry」です。
世界中の人が知っているホスト名、パスワードなので変更しておきましょう。

Windowsの人

raspberry piにpi@rasberrypi.localで探せるようにするためにはbonjour (mDNS) が必要。(win10からはいらない??)
web アップル - サポート - ダウンロード
↑↑↑の古いのをダウンロードiTunes64Setup.exe
7zip等で解凍して、Bonjour64.msiをインストール

ホスト名変更等

$sudo raspi-config
変更した方が良いのは以下

  • ホスト名
  • locale
  • time-zone
  • camera

ユーザpiのパスワード変更

$passwd

基本はここまでです。

この後、SSH接続(公開鍵)の設定をしましたが、それは以前の記事を見ていただければと思います。
「PCセットアップ:SSH編」

enjoy

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